最新の米国インフレデータは、FRBが初の利下げに踏み切る可能性を高めているようだが、11月の米国大統領選挙前ではない。
2022年1月12日、米国カリフォルニア州グレンデールのスーパーマーケットで買い物をする人々。(イラスト写真:AFP/VNA)
米労働省は4月10日、3月の消費者物価指数(CPI)が予想以上に上昇したことを示すデータを発表した。これにより、米連邦準備制度理事会(FRB - 中央銀行)がまもなく金利を引き下げるだろうという投資家の期待が低下する可能性がある。
これを受けて、2024年3月の米国消費者物価指数は前月比0.4%上昇し、3.5%となった。両率はそれぞれ0.3%、3.4%という専門家の予想を上回った。食品とエネルギーを除いたコアCPIも前月比0.4%、前年比3.8%上昇した。
連邦準備制度理事会はインフレ率を長期目標の2%に戻すため、政策金利を23年ぶりの高水準に引き上げた。
最新の米国インフレデータは、FRBが(11回の利上げ後に)初の利下げを行う可能性を高めているようだが、それは11月の米国大統領選挙前までは行われないだろう。
ジョー・バイデン大統領は同日の声明で、新たな報告書はインフレ率がピーク時から60%以上低下したことを示しているが、米国の家計の負担を軽減するためにはまだやるべきことがたくさんあると述べた。
牛乳や卵などの生活必需品の価格は1年前よりも安いにもかかわらず、住宅価格や食料品価格は依然として非常に高いままです。
金融サービス会社バンクレートの金融アナリスト、グレッグ・マクブライド氏によると、インフレ率は予想を上回るペースで再び上昇しており、2%の目標達成の失敗が明らかになっている。同氏は、来年6月に初の利下げが行われる可能性は低いと述べた。
今月初め、FRBのジェローム・パウエル議長は、FRBの現在の高金利はインフレ抑制に効果を上げていると述べ、あまりに早い金利引き下げは米国経済に悪影響を及ぼす可能性があると警告した。
同氏はまた、金利をあまりに早く調整するとインフレが進み、元に戻すのがかなり難しくなるというリスクがあると警告した。
VNAによると
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