5月23日、パプアニューギニア(PNG)のジェームズ・マラペ首相は、米国との防衛協定は「攻撃的な軍事作戦」を禁止していると発表した。
パプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相は、5月22日にポート・モースビーで、アントニー・ブリンケン米国務長官(左)とウィン・バクリ・ダキ国防大臣の間の防衛協定の調印に立ち会った。 (出典:AFP) |
「パプアニューギニアは戦争を開始するための軍事基地ではない。今回の協力は、相手国がパプアニューギニアを攻撃的な軍事作戦を開始するための基地として利用することを意味するものではないという具体的な条項がある」とマラペ氏は国営ラジオで語った。
マラペ首相は、この合意は条約ではなく、パプアニューギニア議会の批准は必要ないと断言し、5月25日に合意の全内容を公表して国民の精査にかけると述べた。
5月22日、アントニー・ブリンケン米国務長官はパプアニューギニアとの防衛協定に署名し、ワシントン軍がこの太平洋島嶼国の港湾や空港にアクセスできるようにした。
両国は技術的専門知識を共有し、共同で海上パトロールを実施することで、パプアニューギニアの能力を拡大し、米軍が太平洋諸島の軍隊を訓練しやすくなる可能性もある。
この協定は、パプアニューギニアを米国と中国の戦略的競争に巻き込む可能性があるとの懸念から、学生の抗議運動を引き起こした。
ニュージーランドは、この地域でこの協定に対する見解を表明した最初の国である。
そのため、5月22日、ニュージーランドのクリス・ヒップキンス首相は、この合意は米軍のプレゼンスの強化やその他の問題に関する二国間協力の促進を含む、防衛分野における両国関係の拡大であるとの見解を示した。
ヒップキンス氏によれば、米軍のプレゼンスを増強することは、その地域を軍事化することを意味するものではない。
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