ドイツの銀行HCOBがS&Pグローバルと共同でまとめたユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)は、5月の44.8から6月には43.4に低下した。
ドイツのフランクフルト・アム・マインの欧州中央銀行本部前のユーロ記号。 (写真:AFP/VNA)
欧州中央銀行(ECB)が金融引き締め政策を維持したため、ユーロ圏の製造業活動は6月に予想よりも急速に縮小した。
7月3日に発表された調査結果によると、ユーロ圏の4大経済大国すべてで6月の製造業活動が減少した。
具体的には、HCOB(ドイツ)がS&Pグローバルと共同でまとめたユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)は、5月の44.8から6月には43.4に低下した。
これは新型コロナウイルス感染症の流行以来の最低水準でもあり、前回の暫定推定値の43.6を下回り、成長と認められる基準値50を大きく下回っている。生産指数も44.2に低下し、8カ月ぶりの低水準となった。
この指数は、経済の健全性を測る重要な指標とみなされる、7月5日に発表される総合PMI指数の一部である。
HCOBのチーフエコノミスト、サイラス・デ・ラ・ルビア氏は、資金を必要とする産業部門がECBの利上げ決定に否定的に反応している兆候が増えていると述べた。急激なインフレを目標の2%まで引き下げるためには、
ECBはこれまで複数回にわたり合計400ベーシスポイントの金利引き上げを行っており、今月はさらに25ベーシスポイント引き上げると予想されている。これにより、消費者と多額の負債を抱えた企業の購買力が低下すると言われています。
完成品価格が下落するなか、需要は8カ月ぶりの速さで弱まった。その結果、一部の工場では2021年初頭以来初めて従業員数を削減した。ユーロ圏の雇用指数も前月の51.5から49.8に低下した。
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