火災から立ち上る煙(写真:X)。
米防衛企業ジェネラル・ダイナミクスと目撃者によると、事件は4月15日午後(現地時間)、ペンシルベニア州スクラントンの軍用弾薬工場で発生した。
そこで火災が発生し、黒煙が上がる映像が映し出された。
施設の運営を担当するジェネラル・ダイナミクス社はアトラス・ニュースに対し、火災はすぐに消し止められ、死傷者は出なかったと語った。スクラントン工場は米軍が所有している。
火災が発生した工場は、155mm砲弾、105mm砲弾、120mm迫撃砲弾、203mm艦砲弾のほか、各種煙幕弾、照明弾、焼夷弾など、米軍向けの軍事兵器を生産していた7つの施設のうちの1つだった。
スクラントン工場の所在地(写真:X)。
米国の国防雑誌は、スクラントン工場がウクライナ向けの砲弾を生産するために特別に近代化されたと報じた。報告書によれば、ロシア・ウクライナ紛争以前は、この工場は月平均7,000発の砲弾を生産していたという。同工場は現在、2027年までに月間最大3万5000発の砲弾を生産することを目標としている。
米国は、ジョー・バイデン大統領の政権による600億ドルの支援案が民主党と共和党の意見の相違により議会で行き詰まっているにもかかわらず、ロシアとの紛争でウクライナに物資を供給するため、大砲の生産を増やそうとしている。
クレムリンは、紛争をさらに激化させるとして、西側諸国に対しキエフへの武器供給を継続しないよう繰り返し警告している。 2022年4月、ロシアはウクライナへの武器供給問題についてNATO加盟国すべてに外交文書を送った。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナ行きの武器を積んだ貨物はロシアの正当な標的となるだろうと警告した。
4月15日、マイク・ジョンソン米下院議長は、ウクライナ、イスラエル、アジア太平洋、ワシントンの国家安全保障上の優先事項への援助に関する4つの別々の法案を提出した。ウクライナは、モスクワの進撃を阻止する手段が尽きつつある中、この新法案がキエフへの援助をめぐる米国内の行き詰まりを打破してくれることを期待している。
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