ヒズボラの副指導者ナイム・カセム氏はテレビ演説で、同組織はレバノンから戦争を拡大するつもりはないが、「イスラエルが拡大すれば、最大限必要な対応は避けられない」と述べた。
2024年1月9日、レバノンのキルベット・シレムで行われた葬儀で、ヒズボラの戦闘員がウィサム・タウィルの棺を運ぶ。写真:ロイター
イスラエル軍はこれに先立ち、ここ数カ月のイスラエルへの攻撃を画策したとしてレバノン南部のヒズボラ空軍部隊の司令官を殺害したと発表していた。しかしヒズボラは、この主張は「全く事実ではない」として否定した。
ヒズボラは、先週ベイルートでハマス副指導者サレハ・アル・アルーリが暗殺されたことへの報復と、イスラエルが月曜日にヒズボラの最高司令官ウィサム・タウィルを殺害したことへの報復として、イスラエル北部サフェドのイスラエル軍本部を無人機で攻撃したと発表した。
南レバノンで行われたタウィル氏の葬儀には数千人が参列し、棺はヒズボラの黄色い旗で覆われて街中を運ばれた。
ヒズボラのエリート部隊ラドワンの将校であるタウィル氏は、レバノン南部での同武装組織の作戦を指揮する主導的な役割を果たしており、以前はシリアに派遣され、同組織はシリア内戦でシリア政府を支援していた。
ヒズボラは、タウィルが2006年にイスラエル国境を越えた襲撃にも関与しており、この襲撃で同組織はイスラエル兵2人を捕らえ、両国間の最後の大規模な戦争の引き金となったと述べた。
ヒズボラの活動に詳しい情報筋によると、ガザ紛争後に両陣営の戦闘が勃発して以来、ヒズボラがイスラエルとレバノンの国境から約14キロ(9マイル)離れたサフェドを攻撃したのは今回が初めてだという。
イスラエル軍報道官も北部基地が空襲を受けたことを確認したが、正確な場所は明らかにしなかった。被害や死傷者は出なかったと広報担当者は述べた。
イスラエル軍は、同空軍がレバノン国境のクファル・キラ村のヒズボラ拠点を攻撃し、南レバノンの他の地域でもドローン攻撃を行ったと発表した。
フイ・ホアン(ロイター通信による)
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