イングランド銀行とスイス国立銀行は引き続き金利を引き上げている。 (出典:ロイター) |
具体的には、イングランド銀行は金利を4.5%から5%に0.5%引き上げることを決定した。これは2008年以来の高水準であり、今回の金利引き上げは2023年2月以来の最大の増加を記録した。
6月21日に発表された公式統計によると、英国のインフレ率は2023年5月時点で8.7%のままだった。特に、食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は予想外に6.8%から7.1%に上昇し、1992年以来の高水準となった。
アナリストらは、インフレが大幅に低下する兆候が見られず、労働市場が予想以上に活発な状態が続く場合、イングランド銀行は来年初めに政策金利を5.75%、あるいは6%に引き上げる可能性があると警告している。
高い金利は英国経済を不況に陥れる可能性がある。
* 一方、SNBは金利を0.25パーセントポイント引き上げて1.75%とした。これは5回連続の利上げであり、欧州諸国のインフレ問題に対処するための措置とみられている。
スイスのインフレ率は先月2.2%に低下したが、SNBの目標範囲である0~2%を上回っている。
両行による金利引き上げの決定は、欧州中央銀行(ECB)が金利を0.25パーセントポイント引き上げて3.5%にしたことを受けて行われた。 ECBはさらなる利上げを示唆。
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