スペイン下院での投票後のペドロ・サンチェス首相
ロイター通信は、スペイン下院が11月16日、ペドロ・サンチェス首相の次期再選を支持する投票を行い、7月の総選挙で過半数を獲得した政党がなかったことで膠着状態が終結したと報じた。
サンチェス氏率いる社会労働党(PSOE)はこれまで、支持獲得のため、カタルーニャ独立派に対する物議を醸す恩赦法案の提案など、いくつかの地方政党と協定を結んでいたが、この協定により各地で抗議活動が起きた。
サンチェス氏は棄権なしで179対171の投票比率で支持を得た。反対票を投じたのは、保守系の人民党、極右のボックス党、そしてUPN党の議員1名だった。
多くの左派連合政党は、2018年以来スペイン政府を率いてきたサンチェス氏を支持している。
投票が終了すると、人民党のアルベルト・ヌニェス・フェイホ党首が部屋を横切ってサンチェス氏と握手し、左派議員らが拍手喝采する中、ボックス党のサンティアゴ・アバスカル党首は退席した。
フェイジュー氏はサンチェス氏が恩赦法案に関する法律に違反していると非難し、11月18日に大規模な抗議デモを行うよう呼びかけた。
欧州社会党(EPP)は11月16日、サンチェス氏の恩赦がスペインの司法の独立を脅かすかどうかについて来週討論を行う提案を欧州議会が承認したと発表した。
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