バングラデシュ国営メディアは6月22日、1か月足らずで同地域を襲った洪水の第2波により、北東部の都市シレットの大部分が水没したと報じた。
6月20日、バングラデシュのシレットで、浸水した自宅の前で息子を抱く母親。写真:ドリック
地元メディアによると、インドとの国境上流の山岳地帯から水があふれ、継続的な集中豪雨により広範囲の洪水が発生し、4つの河川の水位が危険水位を超えた。洪水に閉じ込められた人々は現在、食糧不足ときれいな水の不足に直面している。
シレットでは約96万4000人、スナムガンジでは約79万2000人が洪水の影響を受けた。当局は避難民を支援するために6,000以上の避難所を設置したと述べている。
国連児童基金(ユニセフ)は6月21日、このうち77万2000人の子どもたちが緊急の支援を必要としていると発表した。同機関によると、800校以上の学校が浸水し、500校が洪水避難所として利用されている。
国際開発団体BRACは、シレットとスナムガンジの数百世帯に緊急の食糧と医療支援を提供していると発表した。同局によると、約225万人が鉄砲水の影響を受け、同地域では1万2000人が停電した。
バングラデシュの洪水は「生活、生物多様性、インフラへの甚大な損失、さらに学校や医療サービスの混乱」を伴い「さらに危険になっている」と、BRACの災害リスク管理プログラムの責任者コンドカー・ゴラム・タウヒド氏は述べた。
一方、洪水により何千もの農場や池が流され、養殖業者は大きな損失に直面し、地元メディアは1,140万ドル以上の経済的損失を報じた。
今回の大雨と洪水は、5月下旬に熱帯低気圧レマルによる広範囲の洪水からこの地域がようやく回復したばかりの時期に発生した。このレマルはバングラデシュだけでなくインド南部も襲い、約500万人が被害を受けた。
研究によれば、この南アジアの国は人為的な気候危機の影響を最も受けやすい国の一つだという。気候危機により異常気象がより頻繁かつ深刻になるにつれ、バングラデシュへの人道的・経済的影響はさらに悪化し続けるだろう。
世界銀行によれば、2050年までにバングラデシュでは1,300万人が気候変動により避難を余儀なくされ、深刻な洪水によりGDPが最大9%減少する可能性がある。
ゴック・アイン氏(CNN、BBSによる)
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出典: https://www.congluan.vn/gan-2-trieu-nguoi-mac-ket-do-mua-lu-nghiem-trong-o-bangladesh-post300456.html
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