ロイター通信によると、米国上院は政府の債務上限を31兆4000億ドルに引き上げる法案を可決し、世界の主要経済国史上初の債務不履行の可能性を回避した。
具体的には、6月1日夜(米国時間)、上院議員らが63対36の割合で、前日に下院で可決された債務上限引き上げ案を承認した。両院の合意が得られれば、議員が取るべき最後のステップは、法案をジョー・バイデン大統領に送り、6月5日までに大統領が署名して法律として発効させることだとCNNは報じた。
米上院民主党院内総務チャック・シューマー氏は5月31日、上院での会合で
新法案では、連邦政府の借入に対する法定上限が2025年1月1日まで停止される。また、今後2年間の米国政府支出の一部制限、一部のエネルギー関連プロジェクトの認可迅速化、未使用の新型コロナウイルス感染症対策資金の回収、食糧支援プログラムの就労要件の適用対象拡大も盛り込まれる。
米財務省は、国庫が底をつきつつあり、議会が行動を起こさない限り、6月5日までにすべての支払いができない場合は債務不履行に陥ると警告した。
6月1日夜の演説で、上院多数党院内総務のチャック・シューマー氏は「アメリカは安堵のため息をつくことができる」と述べた。これに先立ち、シューマー氏と上院少数党院内総務のミッチ・マコーネル氏は、ジョー・バイデン米大統領とケビン・マッカーシー下院議長が数度にわたる交渉の末に合意した法案の進展を早めるため、あらゆる手段を講じると約束した。
ジョー・バイデン大統領は上院の動きについてコメントし、この合意は大きな勝利だと述べた。 AFP通信によると、同首相はできるだけ早くこの法案に署名して法律化すると述べた。
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