昨日3月4日、米国がカナダとメキシコに課した25%の関税が正式に発効し、中国からの輸入品に対する関税も20%に引き上げられた。
ロイター通信によると、この関税は、米国の三大貿易相手国が中毒性物質フェンタニルの米国への流入を阻止するために十分な対策を講じていないとトランプ政権が結論付けたことを受けて発動された。カナダはこれに応じて、1070億ドル相当の米国製品に2回に分けて25%の関税を課した。メキシコも米国に対して相応の措置を取ると発表した。
コンテナトラックが米国カリフォルニア州オークランド港に積み込まれる
一方、中国はこれに応じて、3月10日から米国から輸入される一部の農産物と食品に10~15%の追加税を課した。中国は昨日、国家安全保障上の理由で米国企業25社を輸出・投資ブラックリストに追加した。その中には台湾への武器販売を理由に対象となった10社も含まれている。中国外務省の林建報道官は、米国が貿易戦争や関税戦争を起こす決意を固めれば、北京は最後まで戦うだろうと述べた。
経済評論家らは、米国とその貿易相手国間の報復関税により消費者物価が上昇し、成長と雇用に悪影響を与える可能性があると警告している。 AFP通信によると、米国の措置を受けて、アジアの株式市場は昨日1.5%から2%以上下落した。同様に、トランプ大統領が増税の方針を確認した後、米国の主要株価も3月3日に急落した。一方、欧州大陸がウクライナ関連の軍事費増額を計画していることから、欧州の防衛関連株は急騰した。トランプ大統領は今週初め、中国と日本の首脳に対し、両国が輸出拡大のために自国通貨を切り下げれば米国は関税を課す可能性があり、米国の製造業者が不利になるだろうと警告し、市場の懸念を一層高める発言をした。
TSMCが米国に1000億ドルを投資
AFP通信によると、トランプ大統領は3月3日、台湾の半導体メーカーTSMCが米国内に5つの先進的製造工場を建設するために少なくとも1000億ドルを投資すると発表した。 TSMCの魏哲佳会長はトランプ大統領とともに演説し、今回の発表により同社の総投資額は約1650億ドルになると述べた。
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出典: https://thanhnien.vn/don-dap-dien-bien-chien-tranh-thue-quan-18525030423143733.htm
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