6月1日、コソボの指導者らは領土北部の不安定化を招いた行動についてセルビアを非難したが、フランスはプリシュティナ(コソボの首都)の当局者が現状の責任を負っていると述べた。
5月31日、NATO 平和維持部隊がコソボ北部ズベジャン地区を警備している。(出典:ロイター) |
モルドバでの会合で、コソボのヴョシャ・オスマニ議長は「セルビアから挑戦が来ている。状況は依然として緊迫しているが、コソボにおける法の支配を確実に回復し、セルビアがコソボの 主権国家としての存在を否定していることから生じる脅威を理解する必要がある」と述べた。
一方、今週地方選挙の結果をめぐって衝突が発生し、80人以上が負傷したことを受け、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は5月31日、コソボ当局が責任を負わなければならないと宣言した。
欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は6月1日、コソボでの暴力行為を非難する必要性を再確認し、関係当事者との対話を継続すると述べた。
ボレル氏は、コソボの指導者らに緊張緩和に役割を果たすよう求めたと述べ、同じメッセージをセルビアのブチッチ大統領にも伝えたいと表明した。
一方、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領府は、セルビアとコソボの首脳と電話会談した際、同国はセルビアとコソボ間の対話の確立に貢献する用意があると述べた。
トルコの指導者は、対話こそがこの地域に永続的な平和を確立する唯一の方法であると述べた。
最新の動きとしては、5月31日、北大西洋条約機構(NATO)主導の平和維持部隊が、アルバニア人の新市長就任式に反対する衝突が発生したコソボ北部のズベジャン町の市庁舎周辺の警備を強化した。
数百人のセルビア人が3日連続でズヴェジャン市庁舎の外に集まり、政府庁舎から市の中心部まで200メートルにわたって巨大なセルビア国旗を掲げた。
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