スウェーデンのNATO加盟手続きは、トルコとハンガリーが課した特定の条件により遅れている。
スウェーデンは遅くとも今年7月までにNATOに加盟する予定だ。 (出典:ロイター) |
北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長は1月2日、ドイツの通信社DPAとのインタビューで、スウェーデンが遅くとも今年7月までにこの軍事同盟に加盟すると確信していると述べた。
この北欧諸国は、7月9日から11日までワシントンで開催される次回NATO首脳会議の開始前に、NATOの正式加盟国となることが期待されている。
昨年、スウェーデンとフィンランドがNATO加盟を申請するという決定は、両スカンジナビア諸国の長年の中立政策に転機をもたらした。
ヘルシンキの申請はすぐに承認されたが、ストックホルムの加盟手続きはトルコとハンガリーが課した特定の条件により遅れた。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、スウェーデンに対しトルコ国内のクルド労働者党(PKK)と戦うよう要求し、米国製F-16戦闘機の受領を含む自らの目的を達成するために拒否権を行使している。
一方、ハンガリーのビクトル・オルバーン首相は昨年12月下旬、同国議会がスウェーデンの提案をすぐに承認することに躊躇しており、数か月の遅延につながると述べた。
しかし、ストルテンベルグ氏の声明によれば、ストックホルムはアンカラに対する義務を果たしており、これによりスウェーデンのNATO加盟プロセスが加速する可能性がある。
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