ニジェールの旧宗主国であるフランスと西アフリカの地域ブロックであるECOWASは、バズーム氏の即時釈放と憲法秩序の回復を求めた。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も憲法秩序の回復が必要だと述べた。
ニジェール軍報道官アマドゥ・アドラマネ大佐が、2023年7月26日にニジェールのニアメで起きたクーデターについてテレビで語る。写真:ORTN
カマラ・ハリス米副大統領は、ニジェールとの協力は同国の「民主主義の基準への継続的な取り組み」にかかっていると述べた。アフリカ連合委員会のムーサ・ファキ・マハマト委員長は、バズーム大統領と話をしたが、大統領は大丈夫だと述べた。
ニジェール軍司令部がクーデター支持を表明したことを受け、クーデター支持者たちは木曜日、首都ニアメの与党本部を略奪し放火した。
同様の群衆は以前にもニジェール国会議事堂前に集まっていた。サヘル地域におけるフランスの影響力を反映して、反フランスのスローガンを叫ぶ人もいた。ニジェールは1960年にフランスから独立した。
このクーデターは、ニジェールの軍隊から編成され、通常は大統領とその側近を警護するオマール・チアーニ将軍率いる大統領警護隊によって開始された。しかし、彼は水曜日遅くにテレビでクーデターを発表した兵士の中にはいなかった。
ニジェールでのクーデターは、2020年以降、西アフリカと中央アフリカで7回目となる。ニジェールは西側諸国の主要同盟国であり、同地域の平和とジハード主義の反乱に対抗する取り組みに深刻な影響を及ぼす可能性がある。
ブルキナファソおよびマリ政府との関係が悪化して以来、サヘル地域の反乱に対抗する取り組みにおいて、西側諸国にとってニジェールの役割はますます重要になっている。フランスは昨年、マリからニジェールへ部隊を移動させた。
国営テレビでクーデターを発表したアマドゥ・アブドラマネ大佐は、国防軍と治安部隊は治安の悪化と統治の不備に対応して行動したと述べた。
2021年にバズーム氏が当選して以来、治安の悪化は依然として問題となっている。騒乱により、サヘル地域全体で数千人のニジェール人が死亡し、600万人以上が避難を余儀なくされた。
フイ・ホアン(ロイター通信による)
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