FRBのジェローム・パウエル議長は、FRBは高インフレが引き起こしている困難を理解しており、インフレ率を2%の目標に戻すことに強くコミットしていると述べた。
連邦準備制度理事会議長ジェローム・パウエル。 (写真:THX/TTXVN)
連邦準備制度理事会( FRB )のジェローム・パウエル議長は6月21日、米下院金融サービス委員会の公聴会に提出した演説で、インフレ対策は2%の目標達成に「まだ長い道のりがある」と述べた。
パウエル氏は「インフレ圧力は高まり続けており、インフレ率が2%に戻るまでには長い道のりがある」と述べた。
同氏は、FRBは最近の会合で利上げを延期したものの、政策担当者の大半は2023年末までに金利引き上げが適切になると予想していると指摘した。
議長はまた、FRBは高インフレが引き起こしている困難を理解しており、インフレ率を2%の目標に戻すことに強くコミットしていると述べた。
FRBの政策担当者らは、労働市場の強さや緩やかな経済成長といった要因を検討している。こうした要因は、FRBの利上げが経済全体にまだ十分な影響を及ぼしていないことを示している。
パウエル氏によれば、FRBは住宅など金利に敏感な分野での需要に対する引き締め政策の影響を認識しているという。しかし、金融引き締め政策が特にインフレに及ぼす影響が完全に現れるまでには時間がかかるだろう。
FRB議長はまた、銀行部門のストレスが家計や企業にも悪影響を及ぼしており、この問題の影響は依然として不明であると指摘した。
パウエル氏は、上記の状況を踏まえ、先週の利上げを見送った決定は慎重な措置とみなされ、FRBが追加情報と金融政策の影響を評価できると述べた。
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