ロシアは、ベルゴロドで墜落したIl-76軍用輸送機のブラックボックス2個を発見し、捜査官らは事件についての初期結論を発表した。
1月24日にベルゴロドで発生したIL-76航空機の墜落と爆発を記録した映像から切り取った画像。 (出典: The Drive) |
1月25日、スプートニク通信は「フライトデータレコーダーとボイスレコーダーの両方のブラックボックスが発見された」と報じた。
これら2つのブラックボックスは、解読のため1月25日に特別飛行機でロシア国防省の専門研究所に運ばれる予定だ。
同日、ロシア連邦捜査局の広報部は声明で「事件現場の調査から得られた予備データを含む捜査活動の初期結果から、この飛行機はウクライナ領からの対空ミサイルによって撃墜されたと結論づけられる」と述べた。
一方、米国務省は記者会見で、ウクライナ人捕虜を乗せたロシア国防省のIL-76航空機の墜落事故について米国は無関係であると発表した。
米国務省報道官室のヴェダント・パテル副室長は「ワシントンはいかなる形でもこれに関与していないと自信を持って言える。我々はウクライナのパートナーらが真実を明らかにするよう緊密に協力していく」と述べた。
この当局者によれば、事故はロシア領内で発生したため「詳細の一部を独自に検証することは困難」だという。
これに先立ち、ロシア国防省は1月24日、捕虜交換を行うためにベルゴロド地域へ向かうウクライナ捕虜65名、乗組員6名、護衛3名を乗せた飛行機が墜落し爆発したと発表していた。
RT通信社は、飛行機に乗っていた乗客全員が死亡したと報じた。
ロシアとウクライナの紛争が勃発して以来、ベルゴロドは数多くの攻撃の現場となっている。ロシアは飛行機が撃墜されたと信じている。セルゲイ・ラブロフ外相は、モスクワは飛行機墜落事故を受けて国連安全保障理事会に緊急会合の招集を要請したと述べた。
ロシア下院議長のヴャチェスラフ・ヴォロディン氏は、この事件に関してコメントを準備し、米国とドイツの議会に送るよう命じた。
一方、ウクライナは同機に捕虜が搭乗していたかどうかについては確認しておらず、同機を撃墜したかどうかについてもコメントしていない。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、同国は同機に誰が搭乗していたかを調べており、関連するすべての状況を調査し、すべての情報を同盟国と共有していると述べた。さらに、キエフは事件に関する国際的な調査を求めた。
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