6月4日、シリア反体制派はバッシャール・アル・アサド大統領率いる政府と国連の主導の下での交渉再開を求めた。
シリアのアサド大統領は5月19日、ジッダでアラブ首脳会議に出席した。(出典:AFP) |
この呼びかけは、中東の国で勃発した紛争により10年以上資格停止となっていたシリアがアラブ連盟(AL)の加盟資格を回復することを昨年5月に決定し、地域の外交関係が再び改善の兆しを見せている状況の中で行われた。
シリア反体制派の主要代表者で構成されるシリア交渉委員会(SNC)は、スイスのジュネーブで行われた2日間の会合後の声明で、国際情勢と地域情勢、そしてシリア情勢はアサド大統領の政府との「直接交渉の再開に資する」と述べた。
しかし、プレスリリースでは、交渉は「特定のプログラムとスケジュールの枠組み内で」行われなければならないと述べられている。
SNCは、国連安全保障理事会決議2254に沿って「包括的な政治的解決」のために必要な措置を講じるための「国連の取り組みへの支持」を求めた。
シリア危機の解決に向けた交渉は、新憲法と選挙を求める国連安全保障理事会決議2254号が2015年に採択されて以来、行き詰まっている。
5月、シリアのアサド大統領も出席してジッダ(サウジアラビア)で開催された首脳会談で、ALはシリア紛争の「解決には効果的な措置を講じる必要がある」と強調した。
国連シリア特使ゲイル・ペデルセン氏は5月下旬の安全保障理事会での演説で、4月以降の同地域における「新たな外交活動」はうまく活用されれば平和と安定をもたらす機会となり得ると評価した。
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