この報告書は、ケニアで開催されたアフリカ初の気候サミットに合わせて発表された。昨年、アフリカ大陸では80件の異常気象と気候災害が発生した。
2023年9月4日、ケニアのナイロビ工業地帯にあるムクル・スラム街で、蛇口から水を汲むために人々が集まっている。写真:ロイター
報告書は緊急データベースを引用し、これらの災害で5,000人が死亡し、85億ドル以上の経済損失が発生したとしている。同団体は、報告に欠落があるため、実際の数字はさらに高い可能性があると述べた。
「アフリカは世界の温室効果ガス排出量のほんの一部しか排出していないが、気候変動の影響を不釣り合いに受けている」と「アフリカの気候の現状2022」報告書は述べている。
「気候変動と天然資源の減少は、希少な生産的な土地、水、牧草地をめぐる紛争を激化させる可能性があり、過去10年間、土地に対する圧力の高まりにより農民と遊牧民の間の暴力が増加している」と報告書は付け加えた。
乾燥したサヘル地域では、資源をめぐる共同体間の暴力がすでに頻繁に発生している。 2021年にアフリカ人1人あたりが排出した二酸化炭素(CO2)排出量は平均1.04トンで、世界平均の4分の1未満だった。
報告書によれば、1991年から2022年までのアフリカの平均温暖化率は10年あたり0.3度で、世界平均は0.2度となっている。
温暖化が最も速かったのは北アフリカで、同地域は昨年以来何度も熱波に見舞われている。報告書によると、このことが穀物生産量の3,300万トンへの減少の一因となり、過去5年間の平均より約10%下回ったという。
報告書によれば、全体的に農業生産性は気候変動により低下しており、1961年以降34%の低下を記録しており、アフリカの実質的な食糧輸入需要の急増につながる可能性があるという。
マイ・アン(ロイター通信による)
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