英国の違法市場で取引された場合、コカインの価値は約4億5000万ポンド(5億7000万ドル)と推定される。麻薬はサウサンプトン港を通過する南米産のバナナのコンテナに隠されており、2月8日に当局に発見され押収された。
イギリス警察が最近サウサンプトン港で押収したバナナ箱に隠されたコカインの包み - 写真:テレグラフ
英国の国家犯罪対策庁(NCA)は、この貨物はドイツのハンブルク港に向かっているとみており、関与した犯罪ネットワークを特定するため欧州各地の国際法執行機関と連携していると述べた。
「この記録破りの押収は、関与する国際組織犯罪グループにとって大きな打撃となるでしょう。私たちは彼らに莫大な利益を失わせました」と、NCAのクリス・ファリモンド局長は声明で述べた。
NCAによると、犯罪組織は英国だけでコカイン市場から年間約40億ポンドを稼いでいると推定されており、銃やナイフによる犯罪を含む供給チェーンにおける深刻な暴力と密接に関係している。
英国でこれまで押収された最大の量は、2022年にサウサンプトンで発見された3.7トンのコカインだった。一方、英国で押収されたクラスA薬物の中で最高額は、2015年にスコットランドで当局がタグボートMVハマル号に隠されていた3.2トンのコカインを発見したときだった。
NCAの広報担当者は、MVハマル号の押収品の価値が、最近サウサンプトンで発見された押収品(約5億1200万ポンド)よりも高かったのは、当時と現在の英国におけるコカインの価格差によるものだと説明した。
テレグラフによると、悪名高いアルバニアのマフィア組織がこの「白い粉」の輸入と取引を国内で増やしたため、コカインが現在英国にあふれており、価格は以前より安いという。
アルバニア移民の犯罪グループは英国のコカイン市場の大部分を支配しており、国際マフィアと協力し英国から欧州各地にコカインを運ぶことで「物流」分野にまで活動を拡大している。
クアン・アン(ロイター、テレグラフによる)
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