クメールタイムズによると、カンボジアのフン・マネト首相のASEAN担当特使であるソ・ナロ氏は12月31日、ASEAN加盟国がフィリピンと中国の間の緊張の高まりに懸念を表明する中、カンボジアは東海紛争に関して中立的な立場を維持すると発表した。
ソ・ナロ氏によると、カンボジアは関係するすべての当事者に対し、対話を継続し、対立を避けるよう呼びかけている。 「カンボジアの見解は、関係国は忍耐強く、対話と交渉に基づいて紛争を平和的に解決し、状況の悪化を避けるためにDOC(東海における関係国の行動宣言)を厳格に実施する必要があるということだ」と彼は強調した。
カンボジアのフン・マネ首相(最前列右)は9月5日、インドネシアで開催された第43回ASEAN首脳会議に出席した。 (出典:クメールタイムズ) |
同氏は、カンボジアは関係するすべての当事者に対し、「理解に基づき」平和的手段で紛争を解決するよう求めたと述べた。同氏は「カンボジア、そしてASEAN全体の立場は、超大国間の紛争においてどちらか一方に味方するのではなく、ASEANの中心的役割を維持することだ」と述べた。同氏はまた、ASEANがこれまで交渉と対話を通じて平和的解決に取り組んできたことを認め、カンボジアと残りのASEAN諸国は超大国間の紛争が東海だけでなく地域諸国にも広がらないことを望んでいると明言した。
この機会に、彼は関係当事者が1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)を中心とした国際法に基づいて紛争を解決することへの期待を表明した。
一方、カンボジア王立アカデミー傘下のカンボジア国際関係研究所(IRIC)のキン・ピア所長は、プノンペン政府は東海紛争において中立的な立場を維持し続ける必要があると述べた。
「カンボジアは関係各国に対し、国際法と国連憲章に従って紛争を解決するよう求める。カンボジアはまた、紛争解決の重要な基礎となる南シナ海行動規範(COC)を正式に採択するよう関係各国に求める」と専門家は述べた。
フェア氏によると、カンボジア王国は、2002年にカンボジアが主催したプノンペンでの第8回ASEAN首脳会議で採択された東海におけるDOCを完全かつ効果的に実施するよう関係各国に呼びかけ、「ASEANは、(中国と一部のASEAN加盟国間の)紛争が中国とASEAN全体の紛争になることを避け、東海に関するこれまでの立場を維持すべきである。当事者は外交協議に基づいて紛争を解決すべきである」と述べた。
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