訪問が実現すれば、イエレン氏は今年2月に米国が中国の風船を撃墜して以来、北京を訪問する2人目のワシントン高官となる。
ジャネット・イエレン米財務長官は7月上旬に中国を訪問する可能性がある。 (出典:ロイター) |
6月26日、ブルームバーグ(米国)は、ジャネット・イエレン米財務長官が7月上旬に北京を訪問し、中国と高官級の経済交渉を行う予定であると報じた。彼女は、2023年3月に就任した北東アジアの国家経済政策を担当する何立峰副首相と会談する予定だ。
訪問が予定通り実施されれば、イエレン氏は2月に米領上空で中国の風船が撃墜されて以来、北京を訪問する2人目のワシントン高官となる。昨年4月、彼女は長い間中国を訪問する計画を立てていたが、「適切な時期」まで延期しなければならなかったと語った。
* 同日、天津での世界経済フォーラム(WEF)の枠組みの中で、中国の李強首相は世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長と会談した。
李強氏は意見交換会で、多国間主義、連帯、協力は世界的な課題に対処するための避けられない選択であると指摘し、一部の国が提案する「依存度の低減」や「リスクの排除」は本質的に経済・貿易問題を政治化、イデオロギー化するものだと述べた。これは、WTOが支持する自由貿易と無差別の基本原則に違反し、多国間貿易体制の権威と有効性を損なうものである。
李強首相によると、中国はWTOの最大の開発途上国メンバーとして、常にWTOを中核とする多国間貿易体制を支持し、20年以上にわたりWTOに対する約束を果たしてきた。
一方、オコンジョイウェアラ氏は、中国はWTO加盟以来、開放を推進し、多国間貿易体制を支持し、発展において目覚ましい成果を達成し続けていると述べた。
WTO事務局長は、第12回WTO閣僚会議の成功に対する北京の重要な貢献を評価し、中国との強力なパートナーシップを構築し、WTOの改革の推進と多国間貿易体制の保護に新たな貢献をしたいと希望している。
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