新たな軍事ドクトリンは、ベラルーシ国家の平和と戦争に関する基本的な公式立場を反映した基礎文書である。
ベラルーシのヴィクトル・クレニン国防大臣。 (出典:TVR) |
1月16日、ベラルーシのベルタ通信社は同国のビクトル・クレニン国防相の発言を引用し、ベラルーシの新しい軍事教義の目玉はどの国も敵とみなさないことだと述べた。
アレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談で、クレニン氏は次のように述べた。「我々は、その国の政府の行動に関わらず、いかなる国もミンスクの敵とはみなされないことを、ドクトリンの中で明確に強調している。これが主要なメッセージであり、軍事ドクトリンの精神である。」
敵国や特定の国を列挙するNATO諸国とは異なり、ベラルーシは「脅威の源とそれがどの国から来るのかを特定する」とベラルーシ当局者は述べた。
クレニン大臣によれば、この文書の性質はベラルーシ国民の平和的な性質と一致している。
新たな軍事ドクトリンは、「平和と戦争、そして既存の課題と脅威に対応するための軍事力の使用に関するベラルーシ国家の基本的な公式立場を反映した」基礎文書である。
ベラルーシ安全保障理事会は2023年3月6日の決議で、同国国防省に「最近の軍事戦略情勢の変化に対応する」ための新たな軍事ドクトリンを起草するよう指示した。
決議では、世界的な地政学的緊張の高まりを踏まえ、「国の独立、領土保全、主権、憲法秩序を外部および内部の脅威から守るため、権限のある当局の努力を戦略的抑止に集中させる」ことも規定している。
ベラルーシの現在の軍事ドクトリンは2016年7月に採択された。
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