
新華社通信によると、当局は5月2日午後時点で48人が死亡したと発表した。負傷者30人が病院で治療を受けているが、いずれも命に別条はない。
中国国務院労働安全委員会弁公室は同日、緊急通達を出し、地方政府、関係省庁、中央直轄の国有企業に対し、今回の土砂崩れを教訓に同様の事故を防ぐための具体的な対策を講じるよう要請した。同事務所は、交通インフラ、観光名所、主要な娯楽施設、混雑するイベント会場の安全を確保するための対策を強化するとともに、緊急対応を改善する必要性を強調した。
新華社は同日、中国南部広東省で高速道路の土砂崩れにより死傷者が出た事件を受け、習近平国家主席が救助と災害救援活動に関する重要な指示を出したと報じた。
事件は5月1日午前2時10分頃(現地時間、ベトナム時間午前1時10分)、広東省麦洲市の麦洲-大博高速道路の区間で発生した。 20台以上の車両が土砂崩れで奈落の底に滑り落ち、計54人が閉じ込められた。新華社通信によると、この土砂崩れは長引いた大雨の影響で起きた「自然地質災害」だという。
応急管理部は、救助活動を指導するため専門家チームを現場に派遣し、捜索救助活動の迅速化、負傷者の治療、死傷者の最小化、事故原因の究明に努めるよう地元当局に要請した。現地の緊急対応チーム、鉱山救助チーム、消防隊から500人を超える人員が現場の救助活動に参加した。
ここ数週間、広東省は深刻な洪水や竜巻など一連の異常気象に見舞われている。
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