救援物資投下のビデオ映像では、救援物資コンテナが海に投下される中、ガザ北部ベイト・ラヒアの海岸に向かって走る群衆の姿が映っている。動画には、危険にもかかわらず水中に深く立っている人々や、その後に遺体が砂浜に引き上げられる様子も映っている。
3月25日、ガザ地区北部で空中投下された支援物資を受け取るためにパレスチナ人が海に集まった。写真:ロイター
これは、パレスチナの人口密集地域への援助物資の配達中に死傷者が出た一連の事件の最新のものである。同地域では、一部の人々が生きるために雑草を採取したり、家畜の飼料を加工したりしている。
3月25日の支援物資に添えられた紙には、空中投下は米国から行われたと記されていた。ワシントンでは、国防総省が、3月25日にガザ地区に投下された18個の援助物資のうち3個が故障して海中に落下したと発表したが、物資を届けようとして死亡した人がいるかどうかは確認できなかった。
動画には、目は開いているものの動かない若い男性の遺体が浜辺に引きずり出され、男性がこの若者が逃げられるようにと胸骨圧迫を行っている様子が映っている。
「彼は子どもに食べ物を与えるために泳いで行き、そのために死んだ。彼らは陸路で援助を提供すべきだった。なぜ私たちにこんなことをするんだ」と、浜辺にいた匿名の男性は語った。
援助機関によると、イスラエルが空爆と地上攻撃を続け、ガザ地区の一部が飢餓に陥っているため、ガザ地区は必要な援助の約20%しか受け取っていないという。空路や海路による援助輸送では、イスラエルやエジプトを経由して陸路で輸送される重要な物資の代替にはならない。
ガザ、特に北部への援助物資の輸送は複雑だ。先月、ガザの保健当局は、車列から援助を受け取ろうとした100人以上をイスラエル軍が殺害したと非難した。イスラエルはこの報道を否定し、死傷者は群衆の暴走か車両の轢きによるものだと主張した。
ホアイ・フオン(ロイター通信による)
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