イスラエルとハマスの紛争は、両者間の一時停戦が失効したことで、新たな展開を見せている。
イスラエル・ハマス紛争:人道支援物資を積んだトラックがガザ地区に入り続けている。 (出典:AP通信) |
12月2日、イスラエル国防軍(IDF)報道官ピーター・ラーナー中佐は「本日一日、救援物資を積んだトラック数十台がイスラエルの治安部隊による検査を受けた後、ガザ地区に入った」と述べた。
この動きは、イスラエル国防軍がガザ地区北部でハマスとの対峙を続けている中で起きた。これに先立ち、地元政府の代表らは、この地域には少なくとも1日当たり1,000台の人道支援トラックと100万リットルの燃料が必要だと述べていた。
別の動きとして、ネタニヤフ首相の上級顧問マーク・レゲブ氏は、イスラエルがガザ地区の民間人に対する人道支援の提供を促進すると強調した。
衝突終結後、イスラエルがガザ地区のパレスチナ側に緩衝地帯を求めるかどうかについては、同氏は、イスラエルはハマスの戦闘員が国境地帯に駐留する状況を受け入れないと述べた。
また同日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、1週間に及ぶ停戦終了後の記者会見で、「停戦当日、我々の兵士らはハマスに対する完全な勝利の準備ができている」と述べた。
彼は、イスラエル人人質の送還やハマスの排除など「すべての目標を達成するまで」軍事作戦は継続されると主張した。
一方、エジプト外務省は同日の声明で停戦の崩壊を批判した。声明によれば、イスラエル軍による激しい空爆が継続し、新たな民間人の犠牲者が出たことで深刻な後退となり、「停戦を延長し、罪のないパレスチナ人の流血を避け、ガザの人々への緊急人道支援物資の供給を確保するためにここ数日行われたあらゆる努力をイスラエルが無視している」という。
エジプトは、イスラエル軍がガザ地区南部で軍事作戦を拡大するリスクについて改めて警告し、パレスチナ人をガザ国境外に移住させようとするイスラエルの取り組みを批判した。カイロは、この行動はイスラエルの約束と国際人道法のすべての規定に対する「明白な違反」であると主張した。
この北アフリカの国はまた、影響力のある国際的主体と関係する国連(UN)機関、特に安全保障理事会に対し、関連する国連決議の履行を含め、ガザ地区のパレスチナ民間人の保護を確保する責任を果たすよう改めて求めた。
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