イスラエルとハマスの状況は引き続き複雑で、ガザ地区とヨルダン川西岸地区でユダヤ国家の兵士とパレスチナ人の間で衝突が発生し、死傷者が増加している。
イスラエルとハマスの紛争および関連する衝突による死傷者は増え続けている - 写真: イスラエル国防軍 (IDF) の攻撃後、イスラエルとの国境に近いガザ地区北部から煙が上がっている。 (出典:AFP) |
フランス外務省は12月17日朝、イスラエル国防軍(IDF)によるガザ地区への攻撃中に負傷したフランス外交官が死亡したと発表した。パリは現在、イスラエル政府に対し、12月13日にラファにある建物に対してイスラエル国防軍が空爆を行い、同省職員を含む民間人10人が死亡した件について説明を求めている。
ハマス運動は前日、イスラエルがガザ地区での軍事作戦を終了するまで人質交換交渉は行わないと表明していた。
「ハマスは、我々国民に対する作戦が終わるまで捕虜交換の交渉は行わないという立場を改めて表明する」と声明は述べた。
一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルの諜報機関モサドのトップが仲介国であるカタールの首相と会談したことを受け、同国がハマスに拘束されている人質救出のための新たな交渉を開始することを示唆した模様だ。
同氏は、イスラエルのガザ攻撃が昨年11月の人質解放に役立ったと述べた。
ヨルダン川西岸では、状況は依然として複雑である。パレスチナ国営通信社WAFAは、イスラエルが12月16日夜から17日朝にかけてヨルダン川西岸の都市トゥルカレム近郊のヌールシャムス難民キャンプを空爆し、アラブ人4人が死亡したと報じた。
具体的には、イスラエル国防軍兵士がヨルダン川西岸地区の首都ラマラの北西にあるデイル・アマル難民キャンプで発砲し、16歳の少年が死亡した。ヘブロン郊外のベイト・ウマル地区では、イスラエル国防軍との衝突で別の若者も死亡した。ジェニンでは、今週初めのイスラエルの無人機攻撃で負傷した男性が死亡した。
一方、イスラエルのチャンネル12は、爆発物による攻撃を受けた後にイスラエル国防軍が急襲し、殺害された人々は同国が指名手配していたと断言した。
今週初めから、イスラエル国防軍は、ユダヤ国家が指名手配している個人を追跡する目的で、ヨルダン川西岸のパレスチナ難民キャンプに対して3日間にわたる継続的な攻撃を開始した。多くのパレスチナ人がこの運動に反応し、数件の衝突が発生し、数人が死亡した。
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