海底火山の噴火により太平洋から出現した新たな島が、欧州宇宙機関(ESA)の画像で宇宙から確認できるようになった。衛星画像によれば、新たな土地は日本の硫黄島の沖合約1キロに位置している。
海底火山は10月21日に噴火し始め、その後10日間にわたって活動が活発化した。 10月30日までに、数分おきに噴火が起こるようになった。噴火により大きな岩石の塊が空中に舞い上がり、ガスと灰の煙が水面からほぼ垂直に50メートル以上も上昇した。
日本の硫黄島沖に新たに出現した火山島が衛星画像で確認できる。 (写真:ESA/USGS)
ESAの声明によると、火山が噴火し始めて以来、灰と火山岩が積み重なって新たな島が形成され、現在は宇宙からも見えるようになっているという。
11月3日にランドサット9号衛星が撮影した最新の画像がこれを示しています。写真は、東京の南約1,200キロに位置する硫黄島の最近の噴火前と噴火後の様子を示している。
火山の噴火により、新たな島の出現とともに、爆発的な噴火の際に形成された極めて多孔質な岩石である軽石の浮海も生み出されました。別の翻訳によれば、この軽石の新たな分析により、その化学組成がこの火山列の他の火山の噴火のものと異なることが示されています。
声明では、軽石は背弧リフトゾーン(火山弧の背後の地域)に沿った噴火から来た可能性があると指摘している。
最新の噴火は2022年7月に発生した噴火とほぼ同じ場所で発生しており、硫黄島でマグマ活動が再開していることを示唆している。
気象庁の臼井裕司分析官は、噴火は現在は鎮静化していると述べた。新しい島は幅約100メートル、高さ約20メートルだが、波が「崩れかけた」岩を侵食しているため、縮小しているようだ。
新しい島が生き残るかどうかは不明であり、その構成によって決まる。 「もし溶岩だったら、もっと長く続いたかもしれない」と臼井氏はAP通信に語った。
(出典:ティエン・フォン/ライブサイエンス)
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