「ベトナムは、小さな国でも一見無敵と思われる勢力を打ち破ることができ、アジアの経済大国になる道を着実に歩んでいることの生きた証拠です。」
これは、ベトナム再統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)を記念してブリュッセルでVNAの記者に自身の考えを語ったフランス人ジャーナリスト、アラン・トーマス氏の感情的で賞賛に満ちたコメントである。
アラン・トーマスにとって、1975年4月30日は歴史的な節目であっただけでなく、戦車が独立宮殿の門を突き破るという「象徴的なイメージ」でもあった。
彼にとって、その瞬間はフランスの植民地主義からアメリカの帝国主義まで、数十年にわたる外部勢力による支配に終止符を打ち、1945年にホー・チ・ミン主席の指導の下で独立を宣言した国家の完全な勝利を象徴するものであった。
「ベトナム国民がもはやいかなる外国の力にも依存せず、自らの 政治的、経済的運命を決定した瞬間だった」とアラン氏は語った。
フランス人ジャーナリストは、ベトナムの抵抗を、ダビデが小さなパチンコだけで無敵の巨人ゴリアテを倒したというダビデとゴリアテの伝説のアジア版に例えた。
同氏は「4月30日の出来事は、米国の優れた軍事力と技術力に対する国民の意志の勝利だった」と強調した。
2000年代初頭からベトナムを訪れ、このS字型の国に何度も戻ってきているフランス人ジャーナリストは、ベトナム社会の大きな変化に非常に感銘を受けたと語った。ベトナムは、大部分が農村地帯だったが、「アジアの経済大国の一つ」として台頭してきた。
アラン氏は、生活水準の顕著な向上と国内消費需要の力強い増加、そして不動産市場の活況により、都市部における中流階級の台頭を強調した。
彼は特に、ベトナムの教育を重視する伝統を高く評価し、「勉強と仕事における真剣さ、勤勉さ、規律は、グローバル経済とデジタル社会4.0の時代にベトナムが発展するのに役立つ潜在力である」と述べた。
彼はまた、ベトナムにおける過去50年間の持続的な政治的・社会的安定に対して「賞賛」を表明した。
同氏は次のようにコメントした。「大きな変動はなく、深刻な社会的対立もありません。これは、特にテクノロジーとグローバル化の不安定な時代に、ベトナムが自信を持って未来へ進む上で重要な要素です。」
会話の最後に、フランス人ジャーナリストは「ベトナム人は外国勢力を打ち負かした民族であり、その精神は今も集団意識の中に深く刻まれている」と断言した。
同氏によれば、この気概、団結、そして回復力こそが、ベトナムが発展と世界統合の道の途中で直面するであろう課題を克服する原動力であり続けるだろう。
出典: https://www.vietnamplus.vn/viet-nam-sau-50-nam-thong-nhat-qua-goc-nhin-cua-mot-nha-bao-phap-post1027614.vnp
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