8月31日、ベトナム外務省報道官ファム・トゥー・ハン氏は、記者から上記情報に対するベトナムの対応を求められ、「ベトナム当局は事件について早急に解明している」と述べた。
ハン氏は改めて、「ベトナムは、国際法に従ってホアンサ諸島に対する主権、ならびに1982年の国連海洋法条約に従って確立された海域に対する主権と管轄権を主張する完全な法的根拠と歴史的証拠を有している」と断言した。
漁船QNg 90495TSは8月30日に外国船に襲撃されたと報告した。
ベトナムは、海上で正常に操業しているベトナム漁船に対して武力を行使し、漁師の生命と安全を脅かし、財産と利益に損害を与えるあらゆる行為に反対する、これは国際法と1982年の国連海洋法条約に反する、とハン氏は強調した。
ベトナム通信社によると、8月29日夕方、クアンガイ省の漁船QNg 90495TS号に乗っていた多数の漁師が、外国船に襲われ、漁師2人が負傷し、財産に損害を受けたと当局に報告した。
漁船QNg 90495 TSは、ビンソン県ビンチャウ村に住むフイン・ヴァン・ホアン氏(43歳)が所有している。
漁師や国境警備隊への報告によると、8月28日午前5時頃、漁船QNg 90495 TSがプーラム島からサクービーチ(ベトナムのホアンサ諸島の一部)へ漁のために移動中、外国船に追跡され、高圧放水砲で漁船に放水されたという。
その結果、漁師のフイン・ヴァン・ホアンさん(43歳、船主兼主任技師)は右腕を骨折した。フイン・ヴァン・ティエン大尉(ホアン氏の息子、26歳、ビンソン県ビンチャウ村在住)は頭部を負傷した。襲撃当時、船には10人の漁師が乗船していた。
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