ドイツ国防省報道官は7月23日、バグダッドのスウェーデン大使館が先週、コーラン焼却に抗議するデモ中に放火されたことを受けて、ウラジミール・ピストリウス国防相が安全上の懸念からイラクとヨルダンへの訪問をキャンセルしたと発表した。
ドイツのウラジミール・ピストリウス国防相。 (出典:ロイター) |
この人物によると、ドイツの治安部隊は、今後数日間でさらなる抗議行動が起こる恐れがあるとしてピストリウス大臣の訪問を中止するよう勧告したが、訪問は別の時期に、おそらく2023年第4四半期に実施される予定だという。
報道官はまた、数日間にわたる予定だったピストリウス大臣の訪問のキャンセルは、イラクにおけるデンマークの非政府組織に対する暴力的な抗議活動への対応でもあると述べた。
これに先立ち、7月22日には、デンマークの極右団体が首都コペンハーゲンのイラク大使館前でコーランを燃やす動画を投稿したことを受けて、イラクの首都バグダッドで数百人の抗議者が厳重に警備されたグリーンゾーン(政府機関や多くの外国大使館が所在)への突入を試みた。
コペンハーゲン警察副署長のトリーン・フィスカー氏は声明で、6月21日にイラク大使館前に集まった抗議者の数はわずかで、現場は「非常に平和的」だったと述べた。
彼女は「本が燃やされたが、それが何の本であるかはまだ明らかではない」と認めた。
7月22日、イラク外務省は「デンマークのイラク大使館前でコーランとイラク国旗を冒涜した」行為を非難した。
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