ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(写真:ロイター)。
「我々は後退しない。我々は世界第2位の強さの軍隊と戦っている。より早い結果を望んでいたが、残念ながら期待した結果は得られなかった」とゼレンスキー大統領は12月1日、AP通信に語った。
これはウクライナが西側諸国から十分かつタイムリーな武器供給を受けていないことが一因だと彼は説明した。
「我々は必要な武器を全て持っているわけではない。望ましい結果をより早く達成するための十分な資源もない。しかし、これは我々が諦めたり降伏したりすべきという意味ではない。我々は我々の行動に自信を持っており、我々のもののために戦っている」とゼレンスキー氏は強調した。
一方、ウクライナはここ数カ月で一定の前向きな成果を達成したとも述べた。ウクライナは、装備と防御力に優れた相手に対して着実に領土を拡大してきた。
さらに、ウクライナは艦隊本部を標的にモスクワの防衛線を突破し、ロシア黒海艦隊の能力を低下させた。
ロシアが黒海イニシアチブから撤退した後、穀物輸出のための安全な回廊を作るためにキエフが設置した一時的な穀物回廊は、現在も稼働している。
これに先立ち、ゼレンスキー氏は今はロシアと交渉する時ではないと宣言し、キエフは平和と引き換えに領土的譲歩をすることは決してないと強調した。
ロシア当局者らはまた、ほぼ2年続いた紛争を終わらせるためのウクライナとの和平交渉の見通しは現時点ではないとしている。
「これまでのところ、ウクライナやそのパートナー国がこの紛争の政治的解決を模索する用意があるという兆候は見られない」とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は12月1日に述べた。
「NATOとEUの指導者の発言に注意を払えば、彼らの唯一の目的はウクライナを支援し続けることだと分かる。なぜなら、ウクライナが敗北すれば、それはヨーロッパ全体の敗北となるからだ」とロシア外交官は付け加えた。
ラブロフ外相はまた、ロシアはウクライナにおける特別軍事作戦の目的を再考する理由はないと考えていると強調した。
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