南ウクライナ防衛軍代表ナタリア・フメニウク氏によれば、8月25日の夜間と早朝にアゾフ海からオデッサ地域への2発のカリブルミサイルによる攻撃は、ロシアが戦術を変えていることを示しているという。
ウクライナのスロビャンスク郊外にいるウクライナ兵士。 (出典:ウォール・ストリート・ジャーナル) |
具体的には、フメニウク氏はロシアが戦術航空機でウクライナ南部の地域を空爆したと断言した。その後、オデッサの港湾を狙ったKh-35ミサイル2発がウクライナ防空軍によって撃墜された。
わずか数時間後、アゾフ海から発射されたカリブルミサイルがオデッサ地域への攻撃を続け、迎撃された。
フメニウク氏によれば、ロシアがアゾフ海にミサイル艦を配備したことは、モスクワがウクライナの防空システムを「突破」するための新たな戦術と方向性を模索していることを意味するという。
これに先立ち、ウクライナメディアは、キエフが8月25日の夜間から早朝にかけて攻撃したミサイル4発と無人航空機(UAV)1機を含む敵の標的5つすべてを撃墜したと報じていた。
別の展開として、ウクライナ軍(VSU)のヴァレリー・ザルジニー司令官は、米国当局者らと事態打開に向けた準備を進めていると発表した。
しかし、ウォール・ストリート・ジャーナル(米国)は8月25日、米国とウクライナの間には依然として「深い戦略的溝」があると報じた。記事によれば、両陣営の当局者は数週間にわたりウクライナの反撃作戦について緊張した議論を重ねているという。
ワシントンは、ロシアの第一防衛線(最も突破が難しいと考えられている)を突破するため、キエフに軍隊を動員してウクライナ南部の北トクマク地域に集中するよう求めており、バフムート方面への「無駄な努力」に対して同国に警告している。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ウクライナも最近いくつかの調整を行ったという。
さらに、米軍当局者はウクライナに対し、欧州にある米国の同盟国の基地での複合兵器訓練に復帰し、ロシアの防衛システムを突破してアゾフ海へ進軍できるよう戦力を集中するよう求めた。
慎重な分析と計算に基づいて勧告したこの記事によると、米国はワシントンとその同盟国がキエフに移送した装備の急増が上記の攻撃計画には十分であると考えている。
紛争が来年まで長引いた場合、この戦略が同程度に繰り返される可能性は低い。しかし、米国当局は、ウクライナが戦場で優位に立つにはまだ遅くないと楽観視している。
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