ウクライナを支援する西側諸国約50カ国の代表は、ドナルド・トランプ次期米大統領の就任を前に、ドイツの米軍基地で最後の会合を開いた。
昨日午後(ベトナム時間)、ウクライナ防衛連絡グループ(UDCG)の代表は、米国のロイド・オースティン国防長官とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の参加を得て、ドイツの米軍ラムシュタイン基地で会議を開始した。 AFP通信によると、これは、ドナルド・トランプ次期米大統領が1月20日に就任する前に、ロシアとの紛争でウクライナを支援する50カ国が参加するUDCGの25回目で最後の会合となる。
新たな支援策
会合で演説したオースティン長官は、ロシアの軍事作戦に対するウクライナの戦いは「我々全員にとって意味を持つ」と強調した。 AFP通信によると、オースティン氏はここで、ウクライナの防空能力を補うミサイル、ウクライナのF-16戦闘機を支援するためのさらなる弾薬やその他の装備を含む5億ドル相当の新たな軍事援助パッケージを発表した。
ラムシュタインでの会合に出席した欧州連合(EU)外務上級代表のカヤ・カラス氏は、ドナルド・トランプ次期大統領の就任後も米国がウクライナを支援し続けることを期待する、そうでない場合はEUがこの取り組みを主導する用意があると述べた。一方、ゼレンスキー大統領は、トランプ氏の就任後、ウクライナの同盟国はより協力する必要があると強調し、米国の新政権は「新たな機会」をもたらすだろうと述べた。
1月6日、ハリコフ県のウクライナ軍兵士が前線のロシア軍兵士に発砲した。
オースティン長官はこれまで、ウクライナへの戦闘機、戦車、ミサイル、防空システム、武器の搬入を調整するプロセスを開始していたが、トランプ氏が就任の準備を進める中で、そのプロセスは不確実性に陥るリスクがある。同首相は、ウクライナに対する米国の支援の見直しを求め、NATO同盟国が共通の防衛に費やす資金が少なすぎると批判した。退任するジョー・バイデン大統領の下、米国は2022年2月以降、総額650億ドルを超えるウクライナへの最大の軍事援助提供国となっている。次に多いのはドイツで、約300億ドルとなっている。
トランプ氏の目標
一方、トランプ次期大統領によってウクライナの特別和平特使に選ばれたキース・ケロッグ氏は、1月8日のFOXニュースのインタビューで、大統領は就任後100日以内にロシアとウクライナの紛争を終結させることを目指していると語った。キース氏は、当時のトランプ氏に解決策を仲介するのを助けることが自身の目標と責任だったと付け加えた。
キエフ・インディペンデント紙によると、ロシアとウクライナの紛争の早期終結を求める動きにより、キエフが領土の喪失を含む不利な譲歩を迫られるのではないかという懸念が生じている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、同国軍は現在、ロシアが支配する領土のすべてを武力で奪還することはできないと認め、一部の地域は外交的手段で奪還する必要があると述べた。
戦況の新たな展開
ロシアとウクライナの紛争は昨日時点で1,050日が経過し、収束の兆しは見られない。ロイター通信によると、ウクライナ空軍は、1月8日夜から9日早朝にかけてロシアが発射したドローン70機のうち46機を撃墜したと発表した。一方、ロシア国防省は昨日、同国のKa-52M戦闘ヘリコプターがロシアのクルスク州にあるウクライナの基地を破壊し、軍人や装備も破壊したと発表した。昨夜時点では、上記の声明に対する双方の反応に関する情報はなかった。
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出典: https://thanhnien.vn/ukraine-duoc-tiep-them-suc-manh-185250109221755386.htm
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