セルゲイ・トルチェノフ氏は7月7日、インドネシア駐在ロシア大使に任命されてから初めての記者会見で、スイスのビュルゲンシュトックで行われたウクライナ和平会議でインドネシアが最終文書への署名を拒否したことをモスクワは肯定的に評価していると述べた。
インドネシアはスイスで開催されたウクライナ和平会議の最終文書への署名を拒否した。イラスト写真。 (出典:ロイター) |
ジャカルタ政府は会議に公式代表者を派遣しなかったが、代わりにインドネシア大使が出席した。ジャカルタは紛争当事者双方の欠席を理由に会議の共同声明への署名を拒否した。
アンタラ・ニュースによると、「インドネシアは、共同声明が包括的かつバランスの取れた形で作成されれば、より効果的になると考えている。決定は、すべての紛争当事者の参加による合意と交渉を通じて行われなければならない」と、会議に出席したインドネシア代表は述べた。
代表は、これは他の国々が和平会議を通じてウクライナ紛争の解決を求めていることに関するジャカルタの立場だと付け加えた。
ロシアの新駐インドネシア大使トルチェノフ氏によれば、インドネシアは、現在、ロシア側が繰り返し表明してきた条件の下で、危機に対する持続可能な解決策を見つけることが主な課題であると理解している。
スプートニクによると、ロシアのセルゲイ・トルチェノフ駐インドネシア大使は、モスクワはジャカルタをBRICS加盟の有力候補とみなしていると語った。しかし、トルチェノフ氏はまた、インドネシアは2023年のBRICS首脳会議で同組織に加盟しないことを決定したとも述べた。
インドネシアは、2024年にカザンサミットの一環として開催される予定のBRICSプラスサミットにのみ参加できる。トルチェノフ氏は、ロシアはサミットへの招待状を送っていないと付け加えた。
「同様の招待状が送られれば、インドネシアからの返答を期待している」とトルチェノフ大使は強調した。
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