欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、今年4月と7月の2度にわたり中国訪問を延期していたが、10月12日に北京に到着する予定だ。
欧州連合外務・安全保障政策上級代表ジョセップ・ボレル氏。 (出典:ロイター) |
中国外務省は10月11日、EUのジョゼップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表が10月12日から14日まで中国を訪問することを北京が歓迎すると発表した。
同省の報道官ウオン・ヴァン・ビン氏は、EU関係者の今回の訪問は「両国関係の健全かつ安定した発展に有益であり、次の段階の交渉に向けた良い準備となると考えられる」と述べた。
「中国はEUと協力して相互信頼を強化し、協力を拡大し、相互干渉の状況を克服する用意がある」と報道官の汪文斌氏は強調した。
7月初旬、欧州委員会(EC)のナビラ・マスラリ報道官は、北京からジョゼップ・ボレル氏の訪問を調整できないと連絡があったと述べたが、具体的な理由は明らかにしなかった。
専門家によると、北京が当局者の訪問をキャンセルしたのは、ベルギーのブリュッセルで行われた前回の首脳会議でEUが重要な部品や技術に関する中国への依存を減らす戦略を支持したためだという。
しかしEUは、重要な原材料の新たな供給源を他国で模索しながらも、世界第2位の経済大国との「完全な分離」は求めないと主張している。
ボレル氏は以前、新型コロナウイルス感染症の影響で2023年4月の北京訪問をキャンセルせざるを得なかった。
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