中国が神舟19号宇宙船を打ち上げる

中国は10月30日、有人宇宙船「神舟19号」を天宮宇宙ステーションに向けて打ち上げ、同国の宇宙ステーションの応用・開発段階における4回目の打ち上げとなった。

中国有人宇宙局（CMSA）によると、神舟19号宇宙船は10月30日午前4時27分（現地時間）、酒泉衛星発射センター（中国北西部）から長征2号Fロケットで打ち上げられた。

2024年10月30日、酒泉衛星発射センター（中国）に集まった神舟19号ミッションの宇宙飛行士3名

約20分後、酒泉衛星発射センターの鄒立鵬所長は、神舟19号の打ち上げミッションが成功し、宇宙船がロケットから分離され、約10分間の飛行後に所定の軌道に入ったと発表した。

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、核ミサイル技術の専門家である王浩沢氏（34歳）は、有人宇宙ミッションに参加する3人目の中国人女性となる。

CMSA広報担当ラム・テイ・クオン氏によると、乗組員は科学実験の実施に加え、船外活動、宇宙ゴミに対する防護装置の設置、ペイロードや船外機器の設置・回収を行う予定だ。

新華社は林氏の発言を引用し、宇宙飛行士らは科学教育、公益活動、その他の搭載物の試験にも従事する予定だと述べた。これにより、乗組員は宇宙生命科学、微小重力の基礎物理学、宇宙材料科学、宇宙医学、新宇宙技術など多くの分野を網羅する86件の宇宙科学技術研究実験を実施することになる。

神舟19号は天宮宇宙ステーションの完成以来、4回目の有人ミッションとなる。林氏はまた、神舟19号の乗組員が、現在軌道上にあり11月4日に地球に帰還する予定の神舟18号の乗組員から天宮宇宙ステーションの指揮権を引き継ぐとも述べた。

軌道上では、神舟19号の乗組員は貨物宇宙船天舟8号と有人宇宙船神舟20号を回収し、2025年4月下旬または5月上旬に東風着陸地点に帰還する予定だ。

出典: https://thanhnien.vn/trung-quoc-phong-tau-vu-tru-than-chau-19-185241030071350755.htm