中国の韓正副主席が11月7日、シンガポールで開催されたブルームバーグ新経済フォーラムで演説した(写真:ブルームバーグ)。
中国の韓正副主席はシンガポールで開かれたブルームバーグ・ニューエコノミーフォーラムで、最近の北京とワシントンの高官会談は二国間関係改善の「前向きなシグナル」を送ったと述べた。
韓正副主席は「われわれは米国とのあらゆるレベルでの意思疎通と対話を強化し、互恵的な協力を推進し、相違を適切に管理し、世界的な課題に共同で取り組む用意がある」と述べた。
ワシントンと北京の関係は、輸出規制や国家安全保障を含むさまざまな問題をめぐって近年最低水準に落ち込んでいる。
しかし、両国は和解の準備ができている模様で、ワシントンは今年、高官レベルの対話を再開するため数人の高官を北京に派遣している。
バイデン大統領は、来週サンフランシスコで開催されるAPEC首脳会議の合間に中国の習近平国家主席と会談し「建設的な」協議を行う予定だと述べた。
米中首脳会談が開催されるかどうかの確認を求められ、中国外務省は11月8日、両国が会談することで合意したと改めて表明した。
しかし、同省の汪文斌報道官は「サンフランシスコへの道は平坦ではなく、自動操縦にすることはできない」とも指摘した。
「双方は、両首脳が達した合意を真に実行し、干渉を排除して障害を克服し、合意を強化して成果を積み重ねなければならない」と彼は、2022年にインドネシアで行われる習主席とバイデン大統領の会談に言及して述べた。
韓正副主席も11月8日、米中関係は「人類の未来に影響を与える」との習近平主席の見解を繰り返した。
「世界は二つの国が共に発展し繁栄できるほど広い」と彼は語った。
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