5月18日、中国の特使はキエフに到着後初めて発言し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。
中国のユーラシア担当特使、李輝氏。 (出典:APA) |
中国外務省のウェブサイトは、ユーラシア問題担当の李輝特使の発言を引用し、誰もが和平交渉の条件を整えるべきだと述べた。
リー・ホイ氏は「ウクライナ危機を解決するための万能薬はない。すべての関係者が信頼を築き、和平交渉の条件を整える必要がある」と述べた。
この声明は、5月16日から17日の2日間の東欧諸国訪問中にゼレンスキー大統領、ドミトロ・クレーバ外相、アンドリー・イェルマーク大統領府長官、その他のウクライナ政府関係者と会談した後に出された。
中国当局者によれば、北京は12項目の和平提案に示された中国の立場に基づき、危機の解決に向けて国際社会を支援するとともに、早期に敵対行為を終結させ平和を回復するために自ら努力する用意があるという。
また、中国外務省も声明を発表し、中国とウクライナは今後も互いを尊重し合い、互恵的な協力関係を維持していくことで合意したと述べた。
「北京は常に独自の方法でウクライナの人道的状況の緩和に建設的な役割を果たしており、今後も能力の範囲内でウクライナへの支援を提供し続ける」と声明は述べた。
同日、アラブ連盟(AL)首脳会議を前にロシアとウクライナの紛争について、イラクのフアード・フセイン外相は「双方が停戦合意に達する必要があると我々は信じており、どちらか一方から要請があれば支援する用意がある」と述べた。
同氏によれば、ウクライナ紛争は世界のエネルギー・食品産業の状況に影響を及ぼしており、「したがって、当事者間の停戦合意に努めるのは我々の責任だ」という。
フセイン氏は、ウクライナ危機の解決に向けたALの仲介活動に言及し、この提案は「目新しいものではない」と述べた。
ALは2022年3月にエジプト、アルジェリア、イラク、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、スーダンの外相とAL事務総長からなる連絡グループを設立し、同年に同グループをモスクワとキエフに派遣した。
また、同じく5月18日、ウクライナ大統領府のイゴール・ジョフクヴァ副首席補佐官は、ゼレンスキー大統領が日本の広島市で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に直接出席する可能性も排除されないと述べた。
「すべては現地の状況次第だ。最終決定は戦場の状況を慎重に分析した上で下されるだろう」とジョフクヴァ氏は共同通信に語った。
同当局者はまた、ゼレンスキー大統領はいずれにせよ何らかの形で首脳会談に出席するだろうと強調した。
一方、共同通信の日本政府筋は、ウクライナ大統領が自ら広島を訪問する可能性を否定した。
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