この動きは北京とワシントンの間の緊張が続く中で起こった。
中国商務省は、特定の種類のドローンエンジン、レーザー技術、通信機器、対ドローンシステムに対する規制の範囲が9月1日から施行されると発表した。
「中国によるドローン規制の拡大は、世界的な安全保障の取り組みを実施し、世界平和を維持する責任ある国家としてのわが国の姿勢を示す重要な措置だ」とロイター通信の情報筋は語った。
これを受けて中国当局は関係国・地域に通知した。中国はドローンの主要製造国であり、米国を含む多くの市場に輸出している。
米国の議員らは、国内で販売されているドローンの50%以上が中国のDJI社製であり、公共安全機関が使用するドローンの中で最も人気があるタイプだと述べている。
また7月31日、ドローン製造会社は、中国が最近発行した輸出管理要件を含め、事業を展開する国や地域の規制を常に厳格に遵守し、完全に実施していると断言した。
「当社は軍事目的の製品や機器を設計・製造したことは一度もありません。また、当社はいかなる国においても軍事紛争や戦争で使用するために製品を販売したり宣伝したりしたことは一度もありません」とDJIは声明で述べた。
これに先立ち、2022年3月にはドイツの小売業者がDJIがウクライナの軍事位置情報に関するデータをロシアに漏洩したと非難したが、中国企業は「全くの事実無根」であると主張した。
中国商務省は2023年4月、米国や西側メディアが中国がヨーロッパの戦争にドローンを輸出したとの「根拠のない非難」を広めているとし、これは中国本土の企業を「中傷」する試みだと主張した。
先月、中国政府は、先進的な半導体製造設備を含む技術輸出に対する規制を強化した米国とその同盟国への対抗措置として、半導体製造に使用される一部の金属に対する輸出制限を課した。
(ロイター通信による)
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