日本の有名エレクトロニクスブランドである東芝は、2023年12月20日に東京証券取引所で74年間の歴史を経て上場廃止となる。
ロイター通信によると、同グループは日本産業パートナーズ(JIP)、金融サービス会社オリックス、公益事業会社中部電力、半導体メーカーのロームが率いる民間投資家グループに買収される。
東芝は、74年間の日本証券取引所での上場廃止を準備している(写真TL)
140億ドルの東芝買収により、外国投資家との長い対立の末、同グループが日本の投資家の手に返還されたことは周知の事実である。これは半導体生産、核設備、防衛にも影響を及ぼすと考えられています。
東芝が最終的に新オーナーの下でどのように再編するかはまだ不明だが、最高経営責任者(CEO)の地位は引き続き島田太郎氏が務める。同グループは、高い利益率をもたらすデジタルサービスの開発に注力するとみられる。
マッコーリー・キャピタル証券の日本調査責任者、ダミアン・トン氏は、「東芝がこれまで直面してきた困難は、誤った戦略的判断と不運に起因している。今回の売却を通じて、東芝の人材が新たな一歩を踏み出し、潜在能力を存分に発揮してくれることを期待している」と述べた。
日本政府は今後、東芝の動向を注視していく。現在、同グループの従業員数は約10万6000人。その中には、東芝の子会社のいくつかが日本の国家安全保障に重要な役割を果たしている。
カリフォルニア大学バークレー校の日本経済学教授ウルリケ・シェーデ氏は、東芝は利益率の低い事業から脱却し、一部の先進技術についてより積極的な商業戦略を展開する必要があると述べた。
過去8年間、グループは多くの困難を経験してきました。 2011年の津波で福島第一原子力発電所が停止したことから、2015年に利益の改ざんが行われた会計スキャンダルまで。
米国の原子力エネルギー市場へのアクセスを試みたものの失敗も、63億ドルの損失をもたらした。東芝は2023年第2四半期も売上高が前年同期比5%減の7040億円にとどまる一方で、250億円の損失を発表せざるを得なかった。
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