AFPによると、ジョー・バイデン大統領が3月11日に発表した政府予算案には、最富裕層に対する最低税率25%や法人税の21%から28%への引き上げなど、提案されたものの可決されなかった項目が多数含まれている。
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新しい提案では、年間収入が40万ドル未満の人は税金を支払わないが、資産が1億ドルを超える人は収入の少なくとも25%の税金を支払うことになる。
さらに、政権は社会保障プログラムへの支出を増やし、児童税額控除を復活させ、200万戸の住宅を建設または保全するために約2,600億ドルを割り当てる計画だ。
国防と国家安全保障のための予算案は8,950億ドルで、昨年より1%増加した。このうち8,500億ドルは国防総省に費やされる。
ロイター通信は、バイデン氏が提案した予算案により、10年間で税収が4兆9510億ドルに増加すると財務省が発表したと報じた。この中には、法人税による2兆7000億ドル以上、富裕層と不動産への課税による2兆ドル近く、その他収入も含まれる。
ホワイトハウスの予測によれば、この提案が可決されれば、米国の財政赤字は2025年に1兆8000億ドル増加し、GDPの6.1%に相当するが、今後10年間で4%を下回ることになる。米国の総予算赤字は現在34.5兆ドルである。
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Axiosによると、バイデン大統領は予算案を利用して、過去数ヶ月にわたって行ってきた選挙公約の中核を洗練させ、同時に議会にウクライナ、イスラエルへの支援や国境警備を働きかけようとしている。
2024年度予算をめぐって議会が膠着状態にあり、まだ完全には可決されていないことから、バイデン氏の提案が2024年度末の9月30日までに可決される可能性は低い。しかし、この提案により、彼は今年の大統領選挙を背景に、2期目に向けた計画と優先事項を明確にすることができるだろう。
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