VNAによると、韓国の尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領は12月3日夜、閣議を招集し、戒厳令解除の決定を承認した。尹大統領のこの行動は、韓国国会が戒厳令解除を求める決議を可決した数時間後に起こった。
韓国内閣は12月4日午前4時30分、戒厳令解除の措置を承認した。戒厳令が宣言されてから約6時間後のことだ。
韓国軍合同参謀本部は、戒厳令を施行するために派遣されていた兵士らが基地に戻り、 正常な状態に戻ったと発表した。
韓国の尹錫烈大統領(写真:ロイター) |
尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領は、戒厳令を施行するために派遣された兵士らが正常化に向けて基地に戻ったと述べた。
「昨夜11時、私は国家の基本機能と自由民主主義の憲法秩序を麻痺させようとする敵対勢力から国を守る決意で戒厳令を宣言しました。
しかし、国会が戒厳令の解除を要求したため、戒厳令を施行するために動員した軍隊を撤退させました。尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領は声明で「国会の要請を国務院(内閣)会議を通じて受け入れ、戒厳令を即時解除する」と述べた。
韓国が最後に戒厳令を宣言したのは、1979年10月26日の朴正煕大統領暗殺後だった。
韓国国会議長の禹雲植氏は、尹大統領に戒厳令の解除を求める決議案を可決するため槌を叩いた。写真:AFP |
ソウルのVNA記者によると、韓国の禹元植国会議長が会議の議長を務め、戒厳令の宣言は誰もが望んでいないことを強調した。議会はこの状況に対応するために緊急の行動をとる必要がある。
韓国国会本会議には与野党の議員190人が出席した。その結果、出席した議員全員が戒厳令解除の要請を全会一致で承認した。
韓国憲法は、国会議員の過半数の要請があれば戒厳令は直ちに解除されなければならないと規定している。
国会議長室は、戒厳令解除の決議が可決された後、戒厳令は「効果がなかった」と宣言した。
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