ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領は6月22日から23日までパリを訪問する予定。
ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領。 (出典:ロイター) |
フランス大統領府の6月3日の発表によると、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、新たな国際金融協定に関する首脳会議の枠組み内でブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領と会談する予定だ。
この会議では、多くの国の指導者が世界経済と国際協力の将来に大きな影響を与える重要なテーマについて議論する予定です。
この会議では、多国間開発銀行の改革の推進、債務危機への取り組み、グリーンテクノロジーへの資金提供、新たな国際税や金融手段、特別引出権の確立などが期待されている。
ロイター通信によると、別の動きとして、ルラ・ダ・シルバ大統領は6月2日、ブラジリアは欧州連合(EU)と南米共同市場(メルコスール)間の関税削減貿易協定に調整なしでは署名しないと述べた。
同国は、EUが望むようにこの協定の下で公共調達を開放することはないだろう。
ルラ氏は前日の会談でフィンランドのサウリ・ニニスト大統領に対し、ブラジルの再工業化と持続可能な開発の推進を支えることになるメルコスールとEU間の「バランスの取れた」貿易協定への期待を表明した。
EUとメルコスール(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイが加盟)は、20年にわたる困難な交渉を経て、2019年にFTAの枠組み合意に達した。
しかし、この文書はまだ批准されていません。その理由は、欧州がアマゾンの森林破壊を懸念しているほか、ルラ・ダ・シルバ前大統領のジャイル・ボルソナロ大統領(2019~2023年)の気候変動対策政策に懐疑的だからだ。
さらに、フランスなど農業部門が強い一部のヨーロッパ諸国は、メルコスール圏からの競合農産物に対して市場を開放することに消極的である。
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