セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は、与党セルビア急進党の党首を辞任し、「人民と国家のための運動」という新しい政治組織を結成すると発表した。
セルビア大統領アレクサンダル・ヴチッチ。 (写真:AFP/VNA)
セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は、首都ベオグラードで開かれた集会で数万人の支持者を前に、危機の時期に国家の団結を促進するため、5月27日に与党セルビア進歩党(SNS)の党首を辞任すると発表した。
5月26日の集会には、セルビア、モンテネグロ、ハンガリー、ボスニア・ヘルツェゴビナの政府関係者、与党指導者、公人、著名人が参加した。
彼らは、5月初めに発生した2件の致命的な銃撃事件後の危機を克服するためにブチッチ大統領が採用した政策への支持を表明するためにやって来た。
ブチッチ大統領は、6月末までに「国民と国家のための運動」と呼ばれる新たな政治組織を結成すると述べた。同組織の目的は、同国の団結と政治的能力を強化し、「今後2、3年の危機」を克服することであり、同氏は「この危機はセルビアの将来にとって決定的なものとなるだろう」と述べた。
過去2週間にわたり、2件の別々の銃撃事件で18人(主に若い男性と子供)が死亡し、数十人が負傷したことを受けて、何千人ものセルビア人が政治・社会制度の改革を求めて街頭に繰り出した。
攻撃を受けて、ブチッチ大統領は、過去1週間に国内で発生した2件の致命的な銃撃事件を受けて、銃規制の改善と学校の警備強化に向けた一連の厳しい措置を提案した。
具体的には、あらゆる種類の銃の免許発行の一時禁止、全国的な武器押収命令、銃所有者に対する定期的な健康診断や心理検査を増やす措置を提案した。
さらに、ブチッチ大統領は、国内の学校の安全性を向上させるために、1,200人の新しい警察官を追加するなど、警察の規模を拡大すると述べた。
ヴチッチ氏は2012年にSNSの大統領に選出された。2017年にはセルビアの大統領に選出された。昨年、ヴチッチ大統領は2期目に再選された。
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