アディティアL1は太陽を研究するインド初の宇宙観測衛星となる。 |
アディティアL1(「アディティア」はサンスクリット語で「太陽」を意味する)は、太陽の大気、太陽嵐、そしてそれらが地球環境に与える影響を研究するための7つの機器を搭載する。
インド宇宙研究機関(ISRO)は今月、初の太陽研究ミッション「アディティアL1」の打ち上げを計画している。
アディティアL1衛星は、地球から約150万キロ離れた、地球と太陽の間のL1地点のハロー軌道に到達するまでに約109日かかる。ここで、アディティアL1衛星はいかなる現象にも妨げられることなく太陽を継続的に観測することができます。
アディティアL1は、南部カルナタカ州の州都バンガロールにあるラオUR衛星センター(URSC)で組み立てられ、統合された。
太陽は長い間研究されてきたが、科学者たちはコロナと呼ばれる大気の最外層が太陽の表面よりも華氏約180万度(摂氏100万度)も高温になる仕組みをまだ理解していない。
太陽フレアやコロナ質量放出(CME)と呼ばれる巨大なプラズマの雲が宇宙空間に(時には地球に向かって)放出される前に太陽で正確に何が起きているのか、またCMEが太陽の円盤の近くでどのようにして極限の速度まで加速するのかについては、研究者はほとんどわかっていない。
科学者たちは、アディティアL1観測所が数十年にわたる謎を解く手がかりを提供してくれることを期待している。
ISROは衛星の打ち上げ日を発表していないが、インドのメディアは、このミッションは9月の第1週に「開始」されると報じた。
先月、インド宇宙研究機関(ISRO)のLVM3ロケットが南部アーンドラ・プラデーシュ州シュリハリコタにあるサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられ、チャンドラヤーン3号着陸機を地球周回軌道に乗せることに成功した。探査機は8月23日に月の南極に制御着陸する予定だ。
このミッションが成功すれば、インドは米国、ソ連、中国に続いて探査機を月面に着陸させた4番目の国となる。
インドのナレンドラ・モディ首相は、チャンドラヤーン3号は「インドの宇宙探査に新たな一章を刻むものであり、我々の科学者たちのたゆまぬ努力の証である」と断言した。
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