5月29日、スペインのペドロ・サンチェス首相は、7月中旬に前倒しで総選挙を実施すると突然発表した。
この声明は、スペイン社会労働党(PSOE)が地方選挙で惨憺たる結果となった翌日に出された。
スペインのペドロ・サンチェス首相が2023年2月17日にブルド城で演説した。 |
サンチェス首相はテレビで、議会を解散し7月23日に早期の総選挙を実施する決定をフェリペ6世国王に伝えたと述べた。
同氏は、政府首脳および社会労働党党首としての役割、また地方選挙の結果を踏まえ、国民の願望に応えることが必要であると考えていると強調した。
したがって、総選挙はスペインが7月1日に欧州連合(EU)の輪番制議長国に就任した後に行われることになる。
今年後半に予定されている総選挙の試金石とみなされている5月28日の地方選挙で、サンチェス首相率いる社会労働党とその同盟政党ポデモスは、対立候補である保守野党の人民党(PP)と極右のボックス党に敗れた。
具体的には、市議会選挙では、PPが700万票以上(31.52%に相当)を獲得し、PSOEが630万票近く(28.11%)を獲得した。地方レベルでもPPは大きな成果を上げ、かつてPSOEが支配していた6つの地域で支持を獲得した。
サンチェス首相は2018年に就任して以来、ユーロ圏第4位の経済大国におけるインフレの高騰や購買力の低下など、数々の困難に直面してきた...
VnExpressによると
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