シンガポールのリー・シェンロン首相(写真:タイム社)。
シンガポールのリー・シェンロン首相は11月5日、与党人民行動党(PAP)の年次大会で、2025年11月に予定されている次期総選挙の前にローレンス・ウォン副首相に権力を移譲すると述べた。
「ローレンス氏は準備ができていると私に言った。私はローレンス氏とそのチームに全幅の信頼を置いているため、政権移行を遅らせる理由はない」とシンガポールの首相は述べた。
李氏(71歳)は、新型コロナウイルスのパンデミックにより、予定通り70歳の誕生日前に政権を移譲することができなかったと語った。 「全てがうまく行けば、来年の人民行動党創立70周年までに政権を譲ることになる。人民行動党は1954年11月21日に創立された。」
リー首相は、閣僚らがウォン氏を次期指導者として支持していると強調した。残された重要な決定は、権力を次の総選挙の前か後かに引き渡すかどうかだ。
ローレンス・ウォン氏が総選挙前に権力を譲渡すれば、次の選挙運動で第4世代の指導者(4G)を率いて、自身と第4世代の指導者に対する有権者の信任を確保することになる。
一方、リー・シェンロン首相は、新首相から与えられた任務を何でも引き受ける用意があり、貢献できると感じていると述べた。
「私は、次期総選挙に勝利し、義務を果たせるよう、彼と彼のチームを支援するために全力を尽くすつもりだ」と李氏は強調した。
リー・シェンロン氏は故リー・クアンユー・シンガポール首相の長男です。彼は2004年から首相を務めており、人民行動党の党首でもある。
リー・シェンロン首相は昨年、50歳のウォン財務大臣を後任に任命すると発表した。ウォン氏は後に副首相に任命された。
それ以前にウォン氏はシンガポールの文化・コミュニティ・青年大臣、財務副大臣、国家開発大臣、教育大臣などの要職を歴任した。さらに、2005年から2008年までリー・シェンロン首相の私設秘書を務めた。
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