岸田首相はサウジアラビア、UAE、カタールを訪問し、資源の乏しい日本への安定したエネルギー供給を確保することを目指している。
日本の首相岸田文雄。 (写真:共同通信/VNA)
共同通信によると、岸田文雄首相は7月16日、エネルギー資源が豊富な中東諸国との関係促進のため、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールを訪問する4日間の中東訪問に出発した。
岸田首相は2021年10月の就任後初の中東訪問で、資源の乏しい日本へのエネルギー安定供給の確保と、炭素排出削減への日本の貢献のアピールを目指している。
一方、サウジアラビアとUAEは、世界的に脱炭素化が進む中、将来的に原油価格が下落する可能性があるため、石油収入への依存を減らし、経済の多様化を目指している。
日本政府関係者によると、環境に優しい取り組みを支援し、日本企業のビジネスチャンスを拡大するため、今回の訪問には多くの日本のビジネスリーダーが岸田首相に同行したという。
岸田首相は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子、UAEのムハンマド・ビン・ザイド・アル・ナヒヤーン大統領、カタールのタミム・ビン・ハマド・アル・サーニー首長と二国間会談を行う予定だ。
政府筋によると、日本とサウジアラビアはエネルギー技術分野での協力を強化することで合意する見込みだ。
岸田首相は日本と湾岸協力会議(GCC)との間で外相級協議を定期的に開催することを提案する予定だ。
アブダビは11月に国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の開催を準備しており、日本とUAEは訪問中に環境保護に関する共同声明を発表する予定だ。
また、岸田首相はカタールに対し、日本への液化天然ガス(LNG)の安定供給を継続するよう求めるとみられる。
カタールは現在、世界最大のLNG輸出国の一つです。
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