マレーシア首相、ベトナムの立ち上がる意欲に感銘

アンワル・イブラヒム首相は、AFFは助言や勧告を提供する役割を担うだけでなく、多くの実践的なアイデアを通じてASEANの共通の優先事項を強化する役割も果たしていると断言した。同氏は、ASEANの参加と、域内貿易・投資協力をさらに促進する方法という問題への取り組みに言及した。

「このフォーラムで特に重要なのは、未来を形作る要因です。地政学的状況がASEAN地域と各加盟国に与える影響を理解する必要があります。域外で起こることは何でもASEANに大きな影響を与えます。私が観察したように、これらの問題はフォーラムで熱心に議論されました」とマレーシア首相はコメントした。

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相がインタビューに応じる。

アンワル・イブラヒム氏は、ベトナムは急速な経済成長と断固たる外交政策により、ASEANの行動計画の成功を確実にする上で重要な役割を果たしていることを認めた。

ファム・ミン・チン首相はまた、マレーシアの2025年ASEAN議長国としてのアジェンダの成功を確実にするためにマレーシアを強く支持し、協力している。

「もう一度、ベトナムが常に中心的な役割を果たしていることを確認しなければならない。AFFは、これらの問題を効果的に議論するための重要なチャネルを提供していると思う。このようなイベントや議論中に出された提言は、2025年にマレーシアがASEAN議長国を務める際に、我々に大きな助けとなることは間違いない」と首相は述べた。

ASEAN未来フォーラムに出席する各国の指導者と代表者。

マレーシアとベトナムの包括的戦略的パートナーシップについて、アンワル・イブラヒム首相は両国が互いに信頼し合い、あらゆる分野で協力していると述べた。

「ベトナムは、自然災害や疫病などの困難からあらゆる面で迅速に回復する能力を示し、能力を継続的に向上させ、年間7％という目覚ましい成長率を記録している。これは、多くの大陸で起こっている不安定と停滞の時期にあっては特に印象的だ」とマレーシア首相は述べた。

同氏は、ファム・ミン・チン首相との会談では、ベトナム国家エネルギー公社とマレーシア国営石油ガスグループ間の再生可能エネルギー協力に関する覚書の実施、ASEAN電力網、ハラール食品産業の促進、人工知能、半導体協定、教育・訓練、軍事、防衛、サイバーセキュリティなど、多くの具体的な内容が話し合われたと述べた。

首相はまた、「新時代に立ち上がろうとするベトナムの熱意」にも感銘を受けた。同氏は、ト・ラム書記長が経済発展だけに重点を置くのではなく、人道的な道を歩むというベトナムの新たな方向性に言及したと述べた。ベトナムは、社会における包括性、公平性、恵まれない人々への配慮に重点を置いています。

多くの場所で道徳的価値が二の次となり、正義、平等、貧困者や恵まれない人々への配慮といった問題が軽視される状況において、ベトナムは包括性と人間性を中核要素とする新たな開発モデルを形成しつつある。