新華社通信によると、ショルツ首相は中国の李強首相の招待を受け、4月14日から16日まで中国を公式訪問する。滞在中、ショルツ首相は中国の習近平国家主席と会談し、北京で李強首相と会談するほか、多くのドイツ企業が投資・事業を展開している上海と重慶を訪問する予定。
ポリティコは、今回の訪中は2021年末の首相就任以来、ショルツ首相にとって最長かつ最も重要な訪問だと評した。記録的な低支持率と不安定な与党連立政権に苦しむショルツ首相にとって、今回の訪中は、ドイツ指導者が世界的な地位を築いたことを証明する機会であるだけでなく、ショルツ首相が「ドイツの発展のために必要なことは何でもする」ことをドイツの有権者に示す機会でもある。
ショルツ首相に同行したのは、シーメンス、メルセデス・ベンツ、BMW、メルクKGaAなど、ドイツの大手企業のリーダーたちだった。

今回の訪問は、世界の主要経済国であるドイツと中国の協力を強化し促進するだけでなく、欧州連合と中国のより緊密な関係構築にも役立つことが期待されている。
環球時報は、中国社会科学院ヨーロッパ研究所の趙俊傑研究員の発言を引用し、ドイツが内外から深刻な課題に直面している状況において、ショルツ首相の中国訪問は非常に重要な 政治的意義を持つと述べた。
中国は現在、ドイツ最大の貿易相手国であり、一方ドイツは2023年までに120億ユーロという記録的な投資を行う予定で、中国に対するEU最大の投資家となっている。
チャイナデイリー紙によると、復旦大学(上海)ヨーロッパ研究センター所長の丁俊氏は、世界的な地政学的紛争、ロシア・ウクライナ紛争、イスラエル・ハマス紛争、気候変動、食糧不安など、これらの問題は「中国の参加なしには解決できない。欧州の主要国として、ドイツは中国との直接的なコミュニケーションが極めて重要だと考えている」と述べた。
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