ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、米国によるアレックス・サーブ外交官の釈放は「正義と真実の証」であると強調した。
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は12月20日、ベネズエラ大統領官邸でアレックス・サーブ氏と会談した。(出典:AP通信) |
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は12月20日、米国との囚人釈放・交換協定はワシントンとカラカスの間の尊敬、平等な扱い、相互理解に基づく関係に向けた一歩であると述べた。
マドゥロ大統領は、米国によるアレックス・サーブ外交官の釈放は「正義と真実の証」であると強調した。彼はまた、米国との関係緊密化の過程で「繊細な外交」による「傑出した」支援に対してカタール政府に感謝の意を表した。
ベネズエラの指導者は、マドゥロ大統領の側近とみられるコロンビア人実業家アレックス・サーブ氏の釈放は、ドナルド・トランプ米大統領の任期中(2017~2021年)に実施する「準備」ができていたが、2020年の大統領選でトランプ氏が敗北したため、交渉プロセスを「ゼロからやり直さざるを得なくなった」と明らかにした。
さらに、ベネズエラ大統領は、米国のジョー・バイデン大統領にメッセージを送り、この南米の国は「毅然とした態度で臨み、独自のモデルを持ち、独立し、主権を有し、いかなる国の植民地でもなく、誰にも依存していない」と断言した。
これに先立ち、同じく12月20日にベネズエラ政府は、米国がコロンビア人実業家アレックス・サーブ氏を釈放したことを確認した。ベネズエラ政府は公式声明で、「ベネズエラ外交官」サーブ氏が「3年半に及ぶ違法拘禁と残酷、非人道的かつ屈辱的な扱いの後」釈放され、祖国に帰還したことを喜びを表明した。
マドゥロ大統領とシリア・フローレス大統領夫人は、サーブ氏が釈放されカラカスに戻った直後にベネズエラ大統領宮殿で同氏夫妻を出迎えた。
同日、ベネズエラは約10人のアメリカ人と20人以上の政治犯も釈放した。
現在進行中の捕虜交換に関して、米国政府高官は、マドゥロ大統領は依然として米国の訴追に直面しており、ワシントンがカラカスに課した制裁は依然として有効であると断言した。
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